ヒンドゥー教の聖地で食中毒

寝台列車は約3時間の遅延でバラナシの郊外に到着。

トゥクトゥクで40分かけてバラナシに向かう。

 

バラナシはヒンドゥー教の聖地で、火葬場やガンジス川以外に特に観光地はないが、とても楽しい。怪しいインド人も比較的少なめで、デリーやアグラと比べて、断然落ち着く。

 

バラナシではルドラゲストハウスという日本人宿に泊まった。一泊300ルピー(約470円)で、あきこさんという日本人の奥さんが経営をしている。

 

バラナシ初日は街やガンジス川を一通り見て、寝ることに。

 

そして朝4時半、朝日を見ようと早起きした瞬間、突然の嘔吐。これはやったかな、、と思ってベッドに戻るが、吐き気と腹痛で寝れない。

昨日の夜食った、サモサが原因か。

さらに頭痛や熱っぽさ、怠さも出てきたのでルドラのオーナーであるあきこさんに相談。

あきこさんは元看護婦さんらしく、インド版ポカリの粉をくれた。「薬とかはまだ飲まず、とりあえず吐いて下して、全部出しちゃおう。」

 

こっからがほんとに辛かった。

今まで経験したことのないほどの頭痛、そして全身のだるさ。食中毒ってただ下痢するだけかと思ってたけど、風邪とかとは桁違いにしんどい。熱もかなり高熱で、全身に全く力が入らない。毒素が体全身に回っている感じ。しんどすぎて寝れない。

おまけに街ではちょうど停電と断水が起き、トイレのたびにバケツで水を汲んで、流さなければならない。

 

食中毒を完全に舐めてた。インドっていう環境もあるけど、間違いなく人生で一番しんどい1日だった。

日本人宿じゃなかったら間違いなく野垂れ死んでた。ありがとうルドラ。

 

なんとか地獄の1日を終えて、目がさめると昨日よりだいぶマシにはなった。ただまだ動けそうにはないので、今日も宿で療養。にしても昨日から何も食べてないので、激ヤセしてるわ。

 

バラナシには当初2泊だけの予定だったけど、どうやらかなり長居する事になりそうです。